上島院長の毛髪再生治療に関する論文が、学術誌「Journal of Cosmetic Dermatology(JCD)」に掲載されました
2023年05月15日
当クリニック院長 上島朋子医師による「男性型脱毛症(以下:AGA)に対する歯髄由来幹細胞培養上清液(以下:SHED-CM)を用いた毛髪再生治療」に関する臨床研究論文が、美容皮膚・ヒト臨床学術ジャーナル「Journal of Cosmetic Dermatology(JCD)」2023年5月号に掲載されました。
本研究では、SHED-CMの有効性と安全性の評価を目的に、当クリニックを受診した男性脱毛症患者33名(平均年齢50.7歳)の被験者を対象として、9か月間の臨床試験を実施しました。
結果、SHED-CMは、AGAの重症度、ジヒドロテストステロン(DHT)※阻害剤の併用の有無、年齢にかかわらず、被験者の75%に有効であることが示されました。
※AGAと深い関係があるといわれる男性ホルモンの一種
また、本研究では、薄毛の進行度の指標として臨床的に用いられる「ハミルトン・ノーウッド分類」と「頭頂部全体画像」、および「ダーモスコープによる拡大画像(トリコスコピー画像)」によるスコアシステムを組み合わせて有効性を検証。
見た目の変化が現れる前にトリコスコピーのスコアが改善するため、毛髪状態や治療効果のより明確な評価・診断ができることと、スコアシステムを利用してSHED-CMの有効性を予測できる可能性が示唆されました。
詳しくは、下記ニュースリリースよりご覧ください。
●株式会社アドバンスト・メディカル・ケア ニュースリリース(PDF:1.26MB)
https://www.amcare.co.jp/news/uploads/pr_release_kamishima_amc20230612.pdf
論文内容の全文は、下記よりご覧いただけます。
※当論文は、英文となります。
- ●論文概要
- ・タイトル:
Trichoscopic evaluation of dental pulp stem cell conditioned media for androgenic alopecia - ・掲載先:
Journal of Cosmetic Dermatology WEBサイト
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jocd.15799